「法令上の制限」と「宅建業法」を得意にしましょう。

初学者に適した勉強法

宅建の試験に合格するには、コンスタントに8割程度を正解する力をつけたいこと。そして出題分野は4科目(権利関係/14問、法令上の制限/8問、宅建業法/20問、税・その他の分野/8問)であることを、ここまで見てきました。

では初学者のみなさんが効率良く38点位を取れる力をつけるには、どのような勉強法が適しているでしょう。私になりに考えてみました。
私がお薦めするのは、「権利関係で平均点を確保する、宅建業法と法令制限で点数を稼ぐ」というものです。

おおよそのシミュレーションは、
権利関係9点+法令上の制限7点+宅建業法18点+その他の分野4点=合計38点
というものです。本試験でここからさらに3問落としても、合格ラインにはギリギリ到達できるという考え方をしています。

上記はあくまで法律や宅建が初学者の方にお薦めの勉強法です。というのも法学部を卒業している方ですと権利関係はすでに勉強しているでしょうから、権利関係はむしろ得点源になると思うからです。
しかし権利関係は奥が深く、私も一時期そうでしたが、初学者ですと重箱の隅をつつくように条文等にはまってしまうこともあるのです。平たく言うと勉強に時間を取られます。初学者の方が権利関係に意識をとられてしまうのは危険なのです。

それに比べると法令制限と宅建業法は暗記科目ですので、勉強していて理屈うんぬんは殆ど関係ありません。勉強した時間の量に比例して点数が伸びていきます。

◆学習する科目の順番
とはいえ権利関係は最初に勉強した方がよいです。権利関係は民法の考え方に基づいているので、他の分野の設問を考える上での基礎になるからです。
また、法令上の制限は得点源とはいっても、都市計画法や建築基準法などの言い回しがとっつきにくく、慣れるまでに少々時間が掛ります。単純に慣れの問題なのですが、苦手意識を克服するためになるべく早く手をつけておいた方がよいです。
というわけで勉強する科目の順番は、

「権利関係」・「法令上の制限」(同時並行で)
     ↓↓
   「宅建業法」

となります。「税・その他」の分野は、全体の流れの中でたとえば3日に一度30分など隙間時間を挟む感覚で、やれるだけやるという割り切りでよいと思います。
宅建業法が後回しでよいのは、繰り返しますが単純な暗記科目だからです。あまり早く始めても記憶に残りにくいですので、勉強期間の中盤あたりからの集中繰り返しで充分です。

その人の勉強期間にもよりますが、ラスト1か月だけは残しておいて、上記の流れで2~3回転してください。そしてラスト1か月は、すべてを同時並行で、覚えていないところを潰していくようにしましょう。



■ フルタイムで働きながら合格する人は、何が違うの?
>>「学習範囲をしぼる」ことが合格のコツです!
(→フォーサイトの通信教材はこちら

次のページ >>