基本知識をざっと把握してから、過去問中心に攻める

テキストと過去問の使い方

私なりの意見ですが、宅建科目4分野をどのように攻めたらいいか解説してきました。さて攻める道具は基本的には2つ「基本テキスト」と「過去問題集」(それらに付随するビデオ教材など)です。ここではテキストと過去問のバランスを、どのように取って勉強したらいいかのお話しです。

特に資格試験の勉強をするのが初めてという方は、以下のことに注意してください。
「高校や大学の入試と資格試験は、勉強の仕方が真逆」ということです。
噛み砕いて言いますと、入試対策では教科書や参考書を深く学習して、それから問題集を解く練習が適切で、資格対策ではあくまで過去問中心で勉強するのが適しているということです。

なぜかと言うと、高校で使っていた教科書と資格の基本テキストは、似て非なるモノだからです。というのは宅建など資格の基本テキストは、過去の出題(つまり過去問)をもとに作られているからです。高校の教科書は、大学入試の問題をもとに作られているわけではありません。そこが決定的に違うところなのです。

ですから極端な話、過去5~10年分の過去問を8割正解できるのであれば、基本テキストは使わなくても宅建の試験には合格できます。
しかしやはり、初学者の方にそれはムリです。単純な話で予備知識が何もないからです。

私の場合ですが、宅建の勉強は5月のゴールデンウイークから始めました。ちょっと早いかなという気もしたのですが、試験までの時間はたっぷり6か月確保しました。
最初の1か月は、DVDの講義を観ながら基本テキストを勉強しました。仲介業の仕事をしていますので、なんとなくは知っていたことも、予備知識として整理してみる必要があると思いました。

2~5か月目は過去問が中心です。基本テキストを使わないというのではありません。自宅では、問題集の横には必ずテキストを用意して勉強しました。
ある程度予備知識がついた段階からは、テキストはあくまで“参照の材料”として使った方がいいと思います。
過去問を解く→解らないところをテキストで調べる→解ったら同じ問題をもう一度解く
この繰り返しをするのが効果的です。

その際私がひとつだけ心がけたことは、問題を解いていてわからない理由などを、テキストに書き込むことでした。私が使ったフォーサイトのテキストは余白がたくさんとってありそのことにも好都合でした。別段ノートは作りませんでした。5か月が過ぎた頃、たくさん書き込みがされている基本テキストが、オリジナルテキストになっていました。そしてラスト1か月は、手書きをされている疑問点を一つひとつ潰していきました。

直接、問題を解いてみることで、自分の弱点がわかってきます。それを調べ書き出し、弱点を潰すこと。地味ではありますが、それが一番確実な勉強法です。



次のページ >>